Table-talk Role Playing Game Circle"SAI-KORO-TEI"
真女神転生II
柳沢 崇

名前:柳沢 崇(ヤナギサワタカシ)
性別:男
年齢:15歳
趣味:読書と復讐帳の管理(笑)
身長:163cm
体重:42kg

性格:自己主張を余りしなく他力本願。
    その為、リーダー肌でグイグイ引っ張る人が苦手(苦笑)
    密かに、復讐帳にメモしてるとか何とか…。

設定:父親がオカルト雑誌の編集部に勤めており、自分の所で出している
    雑誌を持ち帰ることがあり、それを愛読していた。
    興味があったが、自分が巻きこまれるとは…(笑)
    ↑これは後日談です。


僕の名前は柳沢崇。今年から城西高校に進級する事になった15歳だ。
僕の通う城西高校は中学、高校、大学、とよほど成績が悪くない限りは上に進める世間一般で言う、エスカレーター式の学校である。
しかし、高校ともなると外部の人間も大勢入ってくるようだ。まぁ、そんな中でも僕は普通の学生生活をエンジョイするはずだったのである…。あの事件と関わるまでは…。

始業式も無事終わり、各自自分の教室に向かって体育館(講義堂?)をバラバラに抜け出して行く。一年生の7割程度は中学時代に少なからず知った顔である。そんな人ごみの中、奇妙とも不気味とも思えるような微笑を浮かべながら近づいてくる人物があった。
彼の名は『黒木浩之』中学時代に知り合った友人の中でも最も奇特にして恐ろしい人物だ。彼の家は教会をしていると言う事だがとても不釣合いなものである。彼の悪魔的な微笑みといい笑い声といい、クラスメイトはおろか教師でさえは彼と関係を持たないように接して来ていた。そんな彼のお眼鏡に適ったのが僕だったのである。事あるごとに近づいて来ては妖しい笑みと共に強引な文句を残して僕を引っ張って行く。そのお蔭でどれだけの災難に首を突っ込んだ事だろうか…。
そんな黒木君の第一声はこうだった…。
『クックック、嬉しいですねぇ。また同じクラスになれて。』この言葉を聞いた時、僕の頭の中ではこの世の終わりを告げる鐘が鳴り響いていた。

教室に集まったクラスメイトを一人一人見渡すと外部から来たと思われる体格の良い男子生徒が竹刀袋を机の脇に吊るしてあるのが目に付いた。『剣道の有段者だろうか?』僕は視線を流しながらそう思った。雑談に夢中になっていた一人の生徒がそれにつまずき竹刀袋が床に転がった。しかし、それは金属塊でも転がったかのような重鈍な音を立たせてそれは床に転がったのである。その音は雑談で盛り上がっている教室内ではひとつの雑音としてほとんどのクラスメイトは聞き流したことであろう。竹刀袋を落とした生徒でさえ…。

『はぁ〜〜い、皆席に戻ってェ〜〜〜!』
教室に女生徒とは別の女性の声が響く。このクラスの担任『鷹野(名前不明)』である。
鷹野先生はテキパキと連絡事項を伝え終わるとクラスメイトの自己紹介の時間を作り出し、生徒達のブーイングを物ともせずに自己紹介を始めてしまった。
『それじゃ、出席番号順で始めます。始めは……安部君ね。』ガガガと椅子を引き摺る音と共に男子生徒が立ちあがっり辺り障りの無い事を適当に並べ、最後によろしくと同意儀な言葉を並べて席に座ると言うだけのものだった。『次は伊藤君ね』名前を呼ばれて立ち上がった彼の体は高校生の体とは思えないほどガッチリして見えた。それこそ格闘家の引き締まった肉体その物である。
『伊藤直道です。家は道場をやっていて俺も剣術をたしなんでいます。よろしく。』そう言い終わると席についた。『ハイ、それじゃ次は………犬飼君だけど、お休みのようなので次の人。』配られたクラスの一覧表には『犬飼翔太』と書かれていたが、初日から休みなのか、席は空席だった。自己紹介は順調に進んだ。面白みも何にもないがペースだけを見れば一人30秒にもならないだろう。しかし、その平穏も次で終わると確信していた。『じゃ、次は黒木君。』その言葉を聞くや否や、妖しい笑みと共に更に妖しい笑い声が教室に響く…。クラス中が黒木君の方向に視線を向ける。鷹野先生は頬の端を少しだけ引き攣らせながら、持っていた出欠表に何やら書き込んでいるようだった。多分あれは”要注意人物!!”とでも書いていたに違いない…。
黒木君の自己紹介も注目を集めた割には内容は普通であった。呆気に取られたのかクラス中が静まり返った中にパソコンのキーボードを叩く音だけが甲高い音を上げて反響した。何気なくそっちの方向を見るとノートパソコンに凄いスピードでタイピングしている男子生徒の姿があった。名簿によると『高山タダシ(忠志?)』であった。高山君は集中しているのか辺りが静まり返っている事に気付かずに一心不乱にキーボードを叩いている。それを見ながら鷹野先生はまたもや出欠表に何やら書き込んでいるのであった。
男子生徒の自己紹介もようやく最後の僕の番になった。『じゃ、男子最後は柳沢君ね。』先生のその言葉を聞いて立ち上がると僕は自己紹介を始めた。
「え〜、名前は柳沢崇です。趣味は特にありませんが強いてあげるならば読書ぐらいです。体を動かす事は得意じゃないのです。」これだけの事を一息で言い終えると、すぐに席についた。
『では、女子に移ります。始めは……、飯塚さんね。』そして、面白くも無い自己紹介が続いた…。

ホームルーム終了後、生徒達は思い思いの部活を見て回ったりさっさと帰ったりしていた。そんな中僕はというと…。『崇君。何処の部活に入りましょうかねぇ〜〜〜クックック。』と言うように、黒木君に振り回されている真っ最中であった。その時である、上の階からドゴ!と言う大きな物音がしたのである。「この上って屋上のはずだよね?」僕は黒木君に聞いてみると、『そうですねぇ、行ってみましょうか。クックック。』と言うと僕の手を握って階段を昇り始めた。
屋上へつながる扉を開けるとそこに見えたのは、2人の男子生徒が不良っぽい上級生数人をボコボコにやっつけている光景であった。1人はクラスメイトの伊藤君である。もう1人は見たことが無い…。制服を見る限りでは殆ど着た形跡が無い事から1年生だと分かる。だとすれば、外部からの入学者に違いない。

股旅?(笑)

 
(コメント) MELT

と、思い出せる範囲で出会いの場面を文章にしてみました。
でも、文章にするって難しいですね(^^;
この後のエピソードは覚えてるんですが、(夜集まって井戸へ行くってところ)屋上のシーンだけ抜け落ちてるので困り者です。本来なら井戸の所まで書いて、「こうして僕等は奇妙な世界へ足を踏み入れたのであった。」と書きたかったのですが…。

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