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▽ザウゼリアリコシェに棲む種族▽
■ミリガン■
 
ミリガンとは、この世界に住む人間と獣人のハーフのような外見をしていますが、実際にはハーフではなく人間とも獣人違う一つの種族です。顔は人間で、頭に獣の耳がついています。体には獣の尻尾がついて、手足は体毛に包まれています。手足の大きさは人間よりも大きく、指の関節は短いですが、不器用なわけではありません。人間と何ら変わりの無い作業をすることができます。

身長は人間よりも小さく、同体力の人間の0.9倍(90%)しかありません(体重も変わります。身長にあった体重になります。[ベーシックp44平均身長/平均体重表]を参照)。だからといって彼らはひ弱な訳ではありません、肉体労働などは人間とまったく変わらない仕事をこなすことができるでしょう。

ですが、彼らの遺伝子はそれほど強いとはいえません。彼らの遺伝子は劣性であるため、ミリガンの子供はミリガン同士でなければ産まれません。どちらかがミリガン以外の種族なら、必ずミリガン以外の種族の子供が生まれます。彼らの遺伝子などの弱さは彼らの寿命が物語っています。彼らは人間に比べると寿命が短く、人間の約0.8倍(80%)しか生きられません。そのためか、種を残すためミリガン同士で子供が産まれると、必ず2人以上子供が生まれます。しかも、必ずつがい(男の子と女の子)で生まれます(生まれた子の中に必ず男の子女の子がいて割り切れる数のときは必ず等しい数です。三つ子などのときは後の一人の性別は五分五分です)。同じミリガンでも種族の違う者同士が結ばれた場合、生まれてくる種族は半々の割合です。

彼らは世界各地に住んでいますが、彼らを多く見ることができるのはラフェイン地方でしょう。彼らは人間や獣人に次いで数が多く、国や地方にもよりますが、人間と変わりない生活をしています。種族的な名前の付け方はなく、人間と同じような名前をつけます。

彼らも性格などは千差万別ですが、どちらかといえば明るい者が多いようです。短い人生を楽しみたいという者が多いのでしょう。

ミリガンの多くは以下の3種です。

ミリガン・プチ族
ミリガン・モコ族
ミリガン・ティット族
 
 



 

○ミリガン・プチ族○

人間の顔に犬の耳と鼻のついた顔をしています。尻尾や手足も犬のような毛並みをしています(獣人に近い手足をしています)。プチ族の中でも○○種のように分かれており、それにより毛並みや耳の付き方などが違います。

プチ族の最大の特徴は嗅覚の強さでしょう。まるで動物のように鼻が利き、物の匂いで誰の持ち物かを当てたり、場所を嗅いで誰がいたかを識別したりできます。(匂いを記憶するには、最低でも一分間匂いを嗅ぎ、知力判定に成功する必要があります。判定のサイコロはGMが振ってください)匂いで対象の姿形を推測することまではできません。

性格は他のミリガンの者に比べるとプライドが高く、リーダーシップをとりたがる者が多いようです。

このような彼らですが、種族的な欠点もあります。それは、自身の感情に素直に尻尾が反応してしまうことです。少しでも詳しくプチ族について知っているものならば、その尻尾の動きで、すべてを見破られてしまうでしょう。喜怒哀楽程度なら、プチ族を見たことのある人にはわかってしまいます。

ミリガン・プチ族のキャラクターになるためには以下のCPを消費してください。

ミリガン・プチ族基本セット(20CP)

DX(敏捷力)+1(10cp)CPを消費して能力値を上下させた後で、この修正を加えます。

「超嗅覚」動物のように鼻が利き、物の匂いで誰の持ち物かを当てたり、場所を嗅いで誰がいたかを識別したりできます。匂いを記憶するには、最低でも一分間匂いを嗅ぎ、知力判定に成功する必要があります。判定のサイコロはGMが振ってください。嗅覚を使う判定にはいつも+6され(「鋭敏感覚」などがあればさらにそのぶんプラス)、〈追跡〉技能にも+4ボーナスが与えられます。(15cp)

「牙」『突き−2/切り』格闘or敏捷力で判定。(5cp)

「正直な尻尾」自分の感情に素直に動いてしまいます。制御するには意志力判定に成功する必要があります。ある程度は自分の意志で動かせるが器用には使えません。(−5cp)

「寿命が短い」寿命が人間の0.8倍。(−5cp)

「身長が低い」同体力の人間の0.9倍。体重も身長にあわせる。(0cp)

 
独自の特徴

「匂いで相手の感情がわかる」 8cp

匂いで相手の感情を推測できます。目標の2ヘクス以内にいれば「共感」の特徴と同じ働きをします。
 
 

 

○ミリガン・モコ族○
 

人間の顔に、頭にはウサギの耳をつけた外見をしています。瞳は必ず赤系になり、お尻には、ウサギのような小さな尻尾がついています。手足や耳はウサギのような毛並みをしています。モコ族の中でも○○種のように分かれており、それにより毛並みや耳の付き方などが違います。

モコ族の特徴をあげるとしたら、その大きな耳もさる事ながら、やはり最大の特徴は脚力でしょう。彼らは通常の人間と比べると2倍近い大きさをした足をしています。その足のバネにより、彼らは、人間の2倍のジャンプ力を持っています。そして、直線距離では、通常の2倍の速度で走ることが可能です。

性格は明るい者が多く、他人に自分の生活を依存している者が多いようです。1人でいることを嫌い、ほぼ必ずといっていいほどパートナーをつくって生活しています(もちろん孤独を好む者もいます)。

彼らにも、種族的な欠点があります。それは、肉や魚などが食べられないことです。野菜と果物しか食べられません。肉や魚を食べると病気になってしまいます。それにより死ぬ者もいます。医学的にまだ解明できてはいませんが、体質に合わないためだと言われています。

ミリガン・モコ族のキャラクターになるためには以下のCPを消費してください。

ミリガン・モコ族基本セット(21CP)

ST(体力)−1(−10cp)DX(敏捷力)+1(10cp)CPを消費して能力値を上下させた後で、この修正を加えます。

「鋭敏聴覚/Lv3」(6cp)

「超跳躍」跳躍できる距離や高さを2倍します。さらに、高飛びで到達できる高さ以下からなら(ベーシックp282)落っこちても、まったくダメージを負いません。〈軽業〉判定に成功したなら、さらに5m高いところから落ちてもダメージを負いません。(10cp)

「高速走行」ほぼまっすぐの道を疾走する場合に限って、移動力を2倍にできます。戦闘時の移動や「よけ」には関係ありませんが、走っている際に射撃武器などでねらわれるときは速度の修正がつくでしょう。GMが許すときに限り、全力移動で移動力の2倍の距離移動してもかまいません。(20cp)

「野菜しか食べられない」その名のとおり野菜しか食べられません。(が、木の実や果物は食べられることにしてあります。)肉や魚は食べられません。もしも食べてしまった場合は生命力判定をしてください。「頑健」があればこの判定に+5のボーナスがつきます。判定に成功したなら、耐えることができます。
もし失敗したなら病気にかかります。適切な処置を施すまで、キャラクターは寝込んでしまいます。処置が施されるまで1日1回生命力判定をしてください。この判定で成功しても自然回復はしません。クリティカルした場合のみ自然回復(完治)します。失敗した場合は生命力を1点失います。もしも、この判定でファンブルしたならそのキャラクターは生命力を5点失います。これは、食べた直後の判定のときも同じです。この病気により生命力を失う(生命力が0になる)と、キャラクターは死んでしまいます。(−10cp)

「尻尾」ほとんど飾り、ある程度は自分の意志で動く。(0cp)

「寿命が短い」寿命が人間の0.8倍。(−5cp)

「身長が低い」同体力の人間の0.9倍。体重も身長にあわせる。(0cp)

【サンプルキャラ】ジレール
 



 
○ミリガン・ティット族○
人間の顔に猫の耳がついた顔をしています。瞳は猫のようになります。尻尾や手足も猫のような毛並みをしています。ティット族の中でも○○種のように分かれており、それにより毛並みなどが違います。

ティット族の最大の特徴は、そのバランス感覚でしょう。綱渡りの綱の上でもバランスを崩すことなく渡ることができます。さらに、彼らのなかには、その足音すらたてずに歩くことが可能な者までいます。

性格は高慢な者や怠惰な者、自由奔放な者が多いようです。もちろん、働き好きで人の世話を好んでする者もいるでしょう。

彼らの種族的弱点は種族がら水が苦手です。おふろ程度なら何ら問題はありません。しかし、対岸の見えない水に対しては恐怖を感じています。普段は水が好きな者すら、巨大な水に恐怖します。その原因は未だに不明です。前世からの因果のためだという者もいるようです。

ミリガン・ティット族のキャラクターになるためには以下のCPを消費してください。
ミリガン・ティット族基本セット(20CP)

DX(敏捷力)+1(10cp)HP(生命力)−1(−10cp)CPを消費して能力値を上下させた後で、この修正を加えます

「猫の瞳」一瞬にして光りの状態を調節します。暗いところから急に明るいところに出たり、あるいはその逆でも、すぐに目が慣れてしまいます。10ヘクス以内で、[閃光]の魔法を受けても、生命力判定に成功すれば、なんの支障もありません。失敗しても、三秒間敏捷力に−3のペナルティを受けるだけです。それ以上離れていれば、判定の必要さえありません。(5cp)

「猫受け身」身軽に空中で回転して、落下のダメージを減らします。落下した高さを自動的に5m少ないものとして判定できます(自動的に〈軽業〉に成功したということになります)。さらに〈軽業〉判定に成功すれば、落下によるダメージを半減できます。(10cp)

「完全平衡感覚」綱渡りなどが判定なしでできるようになります。表面の濡れて滑りやすくなっているところも「敏捷力+6」で判定できます。戦闘でバランスを崩したときも「敏捷力+4」判定に成功すれば避けることができます。〈軽業〉技能に+1のボーナスが加えられます。(15cp)

「忍び足」音を立てずに行動したり、気配を消すことができます。〈忍び〉技能に+1のボーナス。動かずにじっと身を潜めているなら、さらに+1のボーナスが加えられます。(5cp)

「海洋恐怖症/軽度」(−10cp)

「尻尾」ほとんど飾り、ある程度は自分の意志で動く。(0cp)

「寿命が短い」寿命が人間の0.8倍。(−5cp)

「身長が低い」同体力の人間の0.9倍。体重も身長にあわせる。(0cp)

 
特殊武器

『ワッツ』

ティット族の一部の者は獣人キャテル族の武器、ワッツを使用するものがいます。しかし、すべてのティット族のものが、キャテル族の武器をゆずりうけるわけではありません。一部のキャテル族に認められたものだけが使えるだけです。ワッツのデータは獣人・キャテル族を参照してください。
特殊技能

【マンゴーシュ】(肉体/並) 技能なし値:敏捷力−5

ティット族の一部の者は獣人キャテル族の得意とする技能である【マンゴーシュ】技能を使用できるものがいます。しかし、すべてのティット族のものが、この技能を教えてもらえるわけではありません。一部のキャテル族に認められたものだけが使えるだけです。

これは、ナイフを防御、攻撃に使う技能です。マンゴーシュの使い手は1ターンに一度、技能の3分の2でナイフを使って「受け」ることができます(このとき、ナイフで受けることによる−1の修正がありません)。

この技能は、ナイフ、短剣のたぐいの武器で使用可能です。


( 制作/監修:かぢ・MK  1999/09/05 )

 

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