戻る

おまけのはみ出しコラム 《03》

 
 【暗黒神を信仰すると言うこと】
ファンタジーRPGにおいて、敵キャラ・敵組織の大きなカテゴリの一つに邪悪な神を崇める暗黒教団やその信者たちがいる(他の大きなものとしては、盗賊・モンスター等を挙げておこうか)。
しかし、敵キャラの典型としての暗黒神官たちは、今一つリアリティ、オリジナリティが足らないような気がする。なぜなら、出てくるやつ出てくるやつ、みんな暗黒神復活をお題目に生け贄のはらわたを祭壇にぶちまけることばかり考えてるからだ。どうもそのへんがオリジナリティやリアリティを失わせている原因なのだろうと思う。
そういう自らの破滅を望むような信仰のしかたは、『狂信者』と呼ばれるようなほんの一握り、まともな(笑)神の信者でいえば、神殿のトップクラスの聖女とか聖人と言われるクラスに相当するだろう。平の信者はもっと自分本利に考え、その手助け、信念の補強に邪神信仰を使っているのだろう。盗みを成功させるためにスリの神サマを信仰し、幸運を願うとか。とにかく一般の人々は善神邪神に関わらずみな現世利益の追求に血道を上げているのである。

しかし、そう考えるなら、聖人たちが自らの身を省みずに神に尽くすことが尊ばれるように、暗黒の神に仕える狂信者(闇の聖者、とでも呼ぼうか)がその身を呈して邪神に尽くすことも同様に尊ばれるべきなのだろうか。もちろんそんなもんを尊ぶのは暗黒心に邪な欲望をかなえてもらおうとする類の人間たちだけであるだろうが。

ところで、破壊することはある意味究極の所有形態であるかもしれない。そう考えると破壊神とは、もっとも激しい形の愛を表す神であるのかもしれない。まあ、実際は邪神が何考えて地上のモノを一切合切ぶっ壊そうとしてるのかなんて、ちっぽけな人間には計り知れないことではあるけれども( ̄▽ ̄)

(注1:いや、でもまあ、こんな細かいトコをいちいち考えながらシナリオ作ってたら一つできるまでに何週間もかかっちゃって話になりまへんがな(^▽^;)
(注2:でも最近は暗黒教団の信者自体あまりみかけませんね…あ、もちろんTRPGでですよぅ(笑))

 
文責:T381  (1999.06.24)
もし有りましたらご意見ご感想いちゃもん苦情などはこちらまで/t381@din.or.jp



戻る

SEO対策 ショッピングカート レンタルサーバー /テキスト広告 アクセス解析 無料ホームページ ライブチャット ブログ