【悲しい思いこみ】 |
僕が地元の某サークル例会に出た時のことです。
その日。サークルの運営者に頼まれて、僕はソードワールドの卓をたてることになりました。で、私の卓を希望したプレイヤーの中に、ある「困ったちゃん」がいたのです…仮に彼をA君としましょう。 A君がなぜ「困ったちゃん」なのか。1回前の例会の時に、私は初めてそのサークルに顔を出し、偶然彼がたてたソードワールドの卓に入ることになったのです。掻い摘んで書きますと、NPCの冒険者技能欄の「ファイター」の脇になぜか「バツ3」と書いてあったり(本人は悦に入っているので更に始末に悪い)、話の進行でもプレイヤーを無視して自分のやりたいようにやってしまうというような…まあ、諦める他はないですね。 そんなわけで彼が私の卓に入るのは嫌だったのですが、かと言って拒むわけにもいかず、仕方なくキャラクター作成を指示し、シナリオを始めることにしました。 シナリオは、ある薬物を投与されて記憶を失い、所持品を全て奪われて囚われの身となっていたPCたちが、頭脳を、あるいは魔法を駆使して脱出し、紆余曲折を経て使命を達成するというものでした。 ちなみに、A君のキャラクターの所持技能はシャーマン・レンジャーです。 GM(ぜんじ)「(略図を示しながら)通路がこんな感じで続いていて…扉だ」
この僕の言葉にA君は怒りはじめました。彼の言い分はこうです。 「ルールブックに『シーフ技能の“忍び足”と同様に扱う』と書いてある以上、有効なはずだ」 それに対する僕の見解はこうです。 「『同様に扱う』とは判定方法の問題であって、根本的に適用範囲の違うシーフ技能とレンジャー技能は相容れない。全部が全部そうだとは言わないけど、この場合は無効」 ただ「無効」と言い張るだけでは納得してもらえないと思い、野外を歩く時と屋内を歩く時の足の運び方が違うということを説明しますが、A君は一向に聞き入れようとしません。言葉の端々に「俺の方が経験があるんだから俺に従え」というニュアンスが見え隠れし、さらに「じゃなきゃレンジャー技能を取ってる意味なんてない!」とまで言い出す始末。これが他のプレイヤーたちの反感を買ってしまいました。
GM「じゃあ、どうしても君はそうしたいの?そうじゃなきゃ納得できないの?」
結局、A君は不満たらたらの表情でシナリオを終えました。終了後、彼は僕を思いっきりにらみつけて出ていきました。後でサークルの運営者にも文句を言って、逆に日頃の不行状を責められたらしいんですが(笑)。
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