はじまりの日 
 ソードワールド シナリオ

 

1●舞台とPCについて

・舞台は大きめの都市
・PC人数は3〜6人。駆け出し同志でパーティーを組んだところです。
・冒険者ギルドは(とりあえずこの世界には)ないので仕事は酒場で探さなければなりません。ちなみにシーフギルドと魔術師ギルド、神殿はあります。


2●酒場『アーノルド親父の武器庫』

この辺りで冒険者向けの仕事を紹介しているのは『アーノルド親父の武器庫』です。アーノルドはこの周りではかなり有名だった冒険者で、店には武器屋も驚く程、壁一面に武器が飾られています。これはアーノルドがかつて手に入れた物や、この酒場に関わった冒険者達が寄贈した物です。大部分は記念品のようなものですが、中には高価な物、品質の良い物魔力を帯びた物があり、知力チェックか適切な技能チェックに成功すれば分かります。

PCが仕事の依頼を聞くとアーノルドはPCたちを見て、「見慣れねぇ顔だな。あいにく今はあんた達にぴったりの仕事は無ぇ。だがオレは明日、用事があって出かけなきゃならん。そこであんた達に店番を頼みたい。」と言います。報酬は300G(3万円くらい)+宿代タダです。また詳しい仕事内容はアーサー(従業員の少年)に聞けばわかります。PC達がアーノルドの依頼を断った場合、この街にはもう一つ「悪の華」という酒場があります。(後述)


3●店番

アーノルドは朝方に出かけます。出がけにPC達の武装を見て1本の魔法剣を貸してくれます。日中は、掃除、料理の仕込み等が終われば交替で時間が空きます。(日暮れ近くになるまでは近所の人が量り売りの酒類や調味料を買いに来るくらいだからです。)

日中PC達はギルドや街に出て情報収集をしようとするかも知れません。魔術師ギルド、神殿等では大した情報は手に入りません。シーフギルドではアーサーが昔、盗賊だったことが分かります。またアーノルドの噂はどこでも手に入ります。

日暮れと共に店は混雑してきます。また、新しく入ってきたPC達を見て常連客達がいろいろと話しかけてきます。

・腕相撲
・ダーツ
・呑み比べ
・古代語しりとり
・歌くらべ
・etc...


またPCは不審な3人組を発見するかも知れません。このイベントは…

・全く起こさない。
・常連客が技と怪しい行動をしている。
・本当の泥棒で下見に来ている。
の3つのうち(時間の都合を見て)結末を選んで下さい。


4●助けて!

客も帰り、店も閉めようかという時、子供の叫びと馬のいななきが聞こえます。彼は町外れに住む猟師の子で家が狼に襲われているので助けて欲しいと言います。アーサーはいつの間にかいません。馬は酒場の厩に何頭かいます。PC達にどうするか相談させて下さい。またこの場面では、PLの発言はPCの発言とし、実際の時間を計って下さい。
 出てくる狼の数はPC×2くらいです。PC達が遅い場合、猟師一家は死んでいます。戦いが終わると周りは急に暗くなり、朽ちた木材と雑草ばかりになります。猟師一家も見あたりません。


5●実は

朝になるとアーノルドが帰ってきます。アーノルドはPCに剣を返してくれと言います。この剣は昔、アーノルドがまだ冒険者だった頃、猟師一家を助けに行ったとき使った物でした。当時の冒険者がなかなか助けに行かなかった為、アーノルドが駆けつけたた時は既に遅く、猟師一家は死んでいました。以来毎晩剣のもとに猟師一家の亡霊が現れるのです。剣は普段は封じてあるのですが、新入りが来たとき、封を解き、剣を渡してみるそうです。アーノルドはプレイヤーに冒険者とはどんな仕事で、この仕事にむいているかよく考えろと言います。
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