ソードワールドRPG リプレイ
 

舞台となるのは西方に位置する音楽の都ベルダイン。
今回の冒険の主人公は、レイドから流れてきた傭兵あがりの女冒険者エリザベス(エリー)。
昔に辛い事があったのか、やさぐれ気味のハーフエルフの女性シャーマン・シーフのサフィー。
ファリスの神官でありながら、ソーサラーでもあるルース。の3人娘の物語である。
 

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■登場人物■

エリザベス(エリー):T381
人間女性だが、無骨なヘビーメイスを振り回す、アウトドア派のファイター・レンジャー。
いわゆるおせっかいで、人のことにはいろいろ善意から口を出す質だが、自分のことには無頓着。
呼ばれ方は人それぞれ。エリーだとか、ベッキーだとか、ベスとか、ビッキーとか。

サフィー:李
人間に育てられたハーフエルフ。金にこだわり、人を(基本的に)信用していないと言う性格の悪さを誇る。
精霊使い4レベル、シーフ3レベル、バード2レベルと、実力もなかなかなのだが、
あの強烈な性格の方が印象的な奴だった。

ルース:MELT
ソーサラーとプリ−ストとセージを兼任しているとても器用貧乏。
能力値だけは良いのだがレベルは1番低い。
奇抜な服装を好み、ファミリアである白鳩のクルックは常に頭にとまっている。
器用度11(+1) 敏捷度19(+3) 知力18(+3) 筋力16(+2) 生命力18(+3) 精神力19(+3)

サーバス老人:(NPC)
今回の依頼主。ローフェル老人の双子の兄。
ローフェル老人:(NPC)
サーバス老人の双子の弟。
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【1】冒険者の店にて

●冒険者達の寝覚め

GM:舞台となるのは音楽の都ベルダイン。そして、貴方たちは冒険者の店にいます。何をしているかは個人で宣言してください。
エリー:時間帯はいつ頃ですか?
GM:まだ、早朝ですね。
サフィー:そうか、早朝か…
GM:いるとしたら、貴方達しかいないね。
サフィー:早朝なら、まだ寝てそう。
エリー:じゃ、私は早朝の訓練を終えて朝飯を食べるために、戻ってきた所かな?
ルース:私はまだ熟睡してます。
サフィー:多分、私も夜行性だから寝てるだろうな。
エリー:動かした体から湯気を出しながら帰ってきて、主人に朝飯を頼む。
GM:店の主人は朝飯を出してくれるね。
エリー:じゃ、それを黙々と食べてます。
サフィー:朝飯を食べ始めたころ、起きだして来て、取りあえず水を注文。
エリー:お節介なんで、「お前そんな物じゃ、1日の活力にならんぞ!!」
サフィー:でも、夜行性だから、「こんなに早く起きると、まだ夜中のような感覚なのよ。」
GM:ルースは起きてこないの?
ルース:はい、まだ寝てます。多分、寝るのが遅かったんだろうね。
エリー:「ルースが起きてこんな…。」
サフィー:「あいつは確か、閉店近くまで起きてたからねぇ。」
エリー:「不規則な生活は美容に悪いと言っただろうに!」 と言いつつも、起こしに行きます。
サフィー:じゃぁ、キセルに火をつけながら、「ハーフエルフにゃ美容も衰えも関係無いね。」(笑)
エリー:やさぐれているな〜。
ルース:後、何年いきるんだろうね。

●仕事の匂いがする

GM:そんな会話をしていると、寝ている人も含めて冒険者レベル+知力ボーナスでチェックしてください。
エリー:知力ボーナスが1しかない。それでも、13。
サフィー:16!
ルース:出目が…、3が出たから合計9です。
GM:では、寝ているルース以外は、気がつきますね。
ルース:熟睡しているだけあるわ。
エリー:起こしに行ったんだけど、間に合わなかったのね。

表の大通りから、大勢の歩く音と共に、だみ声が静かな街に響き渡っています。

GM:こんな、早朝に通りの方から、だみ声で喚いている男達の声が聞こえてくる。
エリー:良くある事なの?
GM:こんな早朝に喚いているのは珍しい事だね。
エリー:では、ルースを起こしに行くのを中断して、その辺から通りを覗いてみます。
サフィー:私は窓の方へ、そろ〜と移動して、聞き耳してます。
エリー:あ、ルースの部屋が通りに面しているなら、ルースの部屋に入って、ルースを起こしながら通りを確認します。
サフィー:それを横目で見つつ、キセルをふかしてます。
GM:通りには、ゴロツキっぽい男達が数十名、かなりの数がいます。その中にはそこそこ使えそうな人間も数名います。
サフィー:シーフギルドで見たような顔はいる?
GM:いないね。本当にその辺のゴロツキだよ。まぁ、使えそうな人間の中には知った顔がいるかも…。
エリー:何かしようとしているのかな?
GM:これから何処かへ行こうとしているようだね。
エリー:「ゴロツキを集めて、何処かへ行こうとしているな。」
サフィー:私もゴロツキのようなもんだから、それには答えずにキセルをふかしてるよ。
ルース:私は外の声に対して、「うるさーい」と不機嫌なので黙らないと、スリープクラウドって感じです。
エリー:「寝ぼけるなと!」 脳天に突っ込みをいれますよ。
ルース:ひどい人だ、ファリスの神官に向かって…
エリー:ファリスならそんな物騒な事言うんじゃなーい!!(笑)
サフィー:きっと、夜遅くまでベルダインの治安を守っていたから、午前中は寝ているんだよ。
ルース:そうそう、私は夜勤だったから。
GM:通りではゴロツキ達の先頭に60歳ぐらいの老人が、杖をぶん回しながら、「早く行くのじゃ〜〜!!」と喚いているね。
エリー:じいちゃんが命令しているのね?
GM:そうだね。ゴロツキ達は「あ〜、だり〜な〜。」って感じでついていってます。
エリー:ちなみに、そのじいちゃんはどんな感じの人なの?
サフィー:杖を持ってるって事はソーサラー?
GM:あ、杖といっても本当に使う杖ね。年齢が年齢なだけに。
サフィー:私達は見たこと無いの?
エリー:街の有権者なら、知ってるかもしれない。
ルース:この街に在住してます。
GM:そうだね、この街に住んでいる人は冒険者レベル+知力ボーナスで振ってください。
エリー&サフィー:私達は流れ者だからねぇ。
ルース:あ、5しか出ない…、11。
GM:知らないようだね。
ルース:「私は治安を守るのが仕事なので、犯罪者以外の顔は覚えていない」だよ、きっと。
エリー:「目を細めて、あのゴロツキ共が犯罪にかかわってないと思うの?」
ルース:「外見だけで人を判断してはいけません!」
エリー:(感心して)「たまにはいい事も言うのだな。」(笑)
GM:見守っているならば、その連中はベルダインから外へ出る為に、ぞろぞろと歩いて行ってしまいます。
エリー:釈然としないものがありますが、見送ります。
サフィー:古○の用なポーズをしながら、ボーとしてる。(笑)
エリー:「私達も雇ってくれないかな…」
サフィー:「でも、余り真っ当な依頼とはいえなさそうだよ?」
エリー:「そうだね。でも、生活費の足しにはなりそうだけどね。」
GM:何か行動する?
エリー:宿の主人に今の連中の事を聞いてみる。
GM/主人:「何でも、宝捜しに行くとか噂が流れてたな。ワシは直接噛んではいないがな。」
ルース:宝捜し?
サフィー:シーフギルドで問い合わせれば、雇い主の事とか分かるけどね。
ルース:探し出して、横取りですか?
サフィー:いや、横取りより、宝を持って戻ってくる所をね♪(笑)
ルース:うわ、邪悪だ。ファリスとして見逃せないね。
エリー:仲間辞めたくなるね。
サフィー:「冗談だよ冗談♪」
エリー:「そうか、冗談か、なら良いけどな。」
ルース:要注意人物って事で監視中ですね。
サフィー:多分、そんな所なんだろうね。
GM:そんな話をしていると、時間は流れていきます。特にやることがあればどうぞ。
エリー:「飯のネタを探さないとな…」
サフィー:私は散歩にでも出かけますよ。(実際はギルドへ行く)
ルース:グータラしてます。
GM:冒険者と言えば一攫千金を夢見るもんだけどね。
エリー:ま、宝捜しなら、もしかして人員を増やすかもしれないからね。
GM:う〜ん、どうだろうね。
エリー:「人を集めていたじいちゃんが、何処らへんで人を集めたとかは分かるのか?」
GM/主人:「噂の出所はか? ワシも詳しい事は分からんよ。じいさんの喚き声を少し聞いた程度だからな。」
エリー:「そう言えば、主人はこの街の人なんだから、あのじいちゃんが誰だか知らないの?」
GM/主人:(コロコロ)「分からんな。何処かで見た気がするんだが。」
エリー:使えねぇ。(笑)と、心の中で思いつつ、礼を言うよ。裏の事には裏の人間の方が詳しいはず…
サフィー:もう私、散歩に行っちゃったよ。
エリー:「くっ、いない…。帰って来るまで寝てるか。」
GM:了解。
 

【2】シーブズギルドにて

●あの爺さんは誰だ

サフィーが単独でシーフギルドへ向かいます

サフィー:受付の所まで行きますよ。
GM/ギルド員:「今日はなんのようだ?」
サフィー:さりげなく、最近の景気を聞きつつ、肩に手を置いて100ガメル程握らせます。
エリールース:怪しい行動だ。
サフィー:「今朝、宝捜しをすると喚いていた爺さんがいたんだが、どこのどいつだか知らないか?」
GM/ギルド員:「ああ、あの爺さんか。そうだな…」と、貰った物を確認しつつ。「爺さんの名前はローフェル。」
サフィー:「ローフェル?」
GM/ギルド員:「知らないのか?」
サフィー:「自慢じゃないが、まだ流れてきて日が浅いからね。」
GM/ギルド員:「この辺では、結構デカイ商店を開いているサーバスという商人の弟だ。」
サフィー:「探しに行ったお宝の事はわからない?」
GM/ギルド員:「さぁ、そこまでは分からないな。ベルダインの郊外の遺跡へ行くという話だったが…」と言いながら、手を差し出します。
サフィー:う〜ん、それは見なかったふりをして、ローフェルとサーバスはどんな物を扱っているか聞きますよ。
GM/ギルド員:「日用雑貨や食料品だな。」
サフィー:「2人とも?」
GM:あ、2人で1つの商店を経営しているんだけど、常に兄が実権を握っていると考えて。数十年前からね。
ルース:お爺さんだからね。
サフィー:余り、金の匂いがしない話だなぁ。金を出してまで調べる情報じゃないかな?
エリー:う〜ん、どうだろうね?
サフィー:聞きたい事も聞いたから、「邪魔したな」と言って帰るね。
 

【3】ふたたび、冒険者の店にて

●エリーとルース、サフィーに朝飯をおごる

GM:了解。そんなこんなでサフィーは散歩から帰ってくるわけだ。
エリールース:おかえり〜。
サフィー:帰ってきたら、朝食を頼むよ。
エリー:ズリズリ近寄って、「お前は裏の事に詳しいだろ?」
サフィー:じゃ、ビシッと手を出して…(笑)
ルース:情報料を回収するつもりだよ、この人。
エリー:「俺達仲間だよな!」
サフィー:「じゃ、朝食代に負けておくか。」
エリー:しかたが無い、親父に1番安い朝食を頼むよ。
GM/主人:「あいよー」
サフィー:ルースをじぃ〜っと見て、ルースには何を奢ってもらおうかな?
ルース:は! 私も奢らされるの?
サフィー:世の中タダって物は無いんだよ。
ルース:そんな〜。
サフィー:そうだな。ワインでも奢ってもらうかな。「親父〜、ワイン追加だ。ルースの奢りでな。」
ルース:「断れなかった。」
エリー:「一蓮托生だ。」
サフィー:では、今聞いてきた内容を2人にも教えます。良心価格なんだからな!!
エリー:「遺跡ならそこそこいい物が見つかるかもな。」
ルース:「でも、私達に来た依頼ではないんですし、放って置いて良いんじゃないんですか?」
エリー:「先回りしたいな。」
サフィー:「場所が特定できないから無理だろう。」
エリー:「奴らの後をつけておこぼれを狙うか?」
ルース:「それは、賛成しかねます。」
サフィー:「3日ぐらいしても帰ってこないかもね。」
ルース:「その時は、新しい依頼で人探しが出てきそうですけどね。」
エリー:遺跡って所有権って無いよね?
GM:無いよ。
エリー:なら、後から入って来るなとは言えない訳だ。「遅れても良いから、ついていかないか?」
サフィー:「え!! 本当に行くの?」
ルース:う〜ん、行くの? 「別に財宝には興味無いですし。」

●依頼人サーバス老人登場

GM:と、そんな会話をしていると、宿の扉がドーンと開いて、息切れを起こしている老人が一人立っています。
エリー:何事かと思って、そっちに振りかえる。
サフィー:あぶない奴だな。
GM/老人:「だれか、ワシの手助けをする奴は居らんのか!!」と、喚いて暴れています。
ルース:それは今朝のおじいさん?
GM:似ているね。
ルース:パニック起こしてるね…、サニティかけて欲しいかな?
エリー:実はそーなのかも。
GM/老人:「誰か、手の空いている奴らは居らんのか!!」(バンバンバン)
ルース:暴れているの? うるさいからサニティ、達成値は14です。(笑)
エリー:抵抗されたら嫌だね。
ルース:うん、14で抵抗されたら泣きますよ。
GM:流石に抵抗はしないよ。普通にかかったよ。
エリー:「落ち着いたかい? 爺さん。」
ルース:「公共の場では静かにしてください!」
エリー:「何があったんだ? 訳を話してくれ。」
GM/老人:「ワシの名はサーバスというんだが、先日大倉庫から、先祖が残した宝の地図が見つかったのだが、弟のルーフェルに地図を盗まれてしまったのじゃ! 幸い、写しは取ってあるのだが、ローフェルの奴め、許さんぞ〜〜!!」(ドンドン、ドンドン)
エリー:「落ち着けっての!!」
ルース:「これは窃盗罪ですね。」
GM/サーバス:「あいつはワシのお宝を横取りしようとしているのじゃ!」
サフィー:煙を吹きかけつつ、「まぁ爺さん落ち着け。2つの事を教えておいてやろう。ローフェルは今朝この街を出たぞ。そして、宝は早い者勝ちだ! 今から追っても間に合わないかもしれないぞ。」
GM/サーバス:「大丈夫じゃ、あの宝はワシの物じゃ! 追うのじゃ、追うのじゃ!!」
サフィー:「私の最も嫌いな物として、ただ働きと言う物がある!」(笑)
GM/老人:「金なら出す。だから早く追うのじゃ!」
サフィー:「成功報酬は嫌だからな。あと、ご先祖の宝がしょぼくて報酬をケチられるのも嫌だから、前金で頼むぞ。」
GM/サーバス:「分かった分かった、1500ガメルでどうだ!?」
エリー:じゃ、こうしよう。「1500はサフィーに全部やろう。我々(エリーとルース)は成功報酬で良い。」と言って、サフィーと目配せしながら、成功報酬が多額だったら仲間内で折半だ。しょぼかったら、前金を分けよう。
サフィー:ま、それで良いかな。
ルース:もともと、お金には興味が余り無いから良いよ。私としては、窃盗犯を追う方が大事ですし。
サフィー:それは私とは価値観が違うな。
エリー:尊敬の眼差しで見ていますよ(ルースを)。結構凄い奴なんだなぁとね。(笑)
ルース:服装は奇抜ですけどね。
サフィー:「お宝がしょぼくてもこのお金は返さないからね!」
GM:まぁ、依頼を放棄したら倍返しって事で宜しく。
サフィー:放棄はしないけど、必要以上の事はしないからよろしく。
エリー:そうそう、依頼の詳しい内容も聞いておかないとね。
GM/サーバス:「ローフェルを捕まえて、宝を探すのじゃ!!」
ルース:「宝の方は先に盗られていなければね。」
サフィー:「そうだね…。1.護衛をする。2.ローフェルを捕まえる。3.宝捜しを手伝う。でも、探すのはあなたがやる事。これでいい?」
GM/サーバス:「ま、待て。ローフェル達が宝を持っていたらどーなるんじゃ!」
サフィー:「あの人数とやりあうのはねぇ…」
ルース:「ローフェルだけなら捕縛してあげますけどね。」
GM/サーバス:「分かった、分かった。ローフェルだけを捕まえると言う事で良いわい。」
サフィー:「護衛と捕まえるだけで良いのね。」
GM/サーバス:「仕方が無いのう、それで良いわい!」
エリー:そー言えば、遺跡までの距離はどの程度なの?
ルース:あの大人数で行く距離だから、そんなに遠いとは思えないけど…。
GM:半日って所だね。
サフィー:晩飯時に帰ってくれば良いよ。
エリールース:うわ、やる気ね〜〜。
サフィー:だって、ローフェルの保護だけならすぐ終わるって♪
エリー:一応、保存食を買っておくか。
サフィー:私は、今食ってる朝食を包んでもらってそれを持っていこう。勿論、ルースに奢ってもらったワインもね。
ルース:あ〜〜、何だか複雑な気分だ。私もある程度の保存食は用意しておきます。
エリー:遺跡は全くの未調査なの?
GM:うん、未調査。場所の地図を見つけた所を盗まれたから。
サフィー:でも、今から行く遺跡が凄く本格的な物だったら嫌だね。
ルース:なんで?
サフィー:だって、そーなると遺跡造るのに大枚はたいてるから、財宝がしょぼそうじゃん。(笑)
エリー:あ、2フィート棒を用意しなければ!!
ルース:いらない、いらない。メイジスタッフで十分っす。
エリー:でも、スタッフ折れたら古代後魔法が使えないよ?
ルース:大丈夫!神聖語魔法はいつでも使えるから。
エリー:でも、2フィート棒持って行きまーす。

と、こんな感じで一行はサーバスの用意した馬車に乗りこみ、一路宝捜しに行くのでした。
 

【4】遺跡にて

●遺跡の入り口

ルース:ドナドナドーナ〜、子牛を乗ーせーてー♪ と、乗せられて行きます
GM:子牛のように乗せられて、いかにも遺跡と言う遺跡の前まで来ました。
サフィー:どんなタイプの遺跡なの? 地面に穴を掘ってあるタイプ?
GM:タイプとしては、地下ではなく崖に直接穴を空けたようなタイプです。
エリー:周りの状況は?
GM:森の中で、その崖の一体だけ森が切れてるって感じで、穴の奥は真っ直ぐと続いているね。
エリー:入り口当たりに、足跡が無いかどうか調べますよ。
GM:レンジャー技能+知力ボーナスね。
サフィー:私はセンスオーラで敵が潜んでないか調べます。
ルース:私は…、できる事が無いので、ランタンの準備でもしてますよ。
サフィー:偉い、偉い。
ルース:あ、ファイアーボルトで壊されそうだから、松明にしておきます。
エリー:合計で8しか出てない。
サフィー:それは平目といい勝負だぞ。GM、平目で振って良い?
GM:いいよ。
サフィー:9。勝った!
ルース:10! 勝った〜〜!
GM:うん、10の人は普通に足跡が遺跡の中に続いてるのが分かるね。
ルース:「エリー、あなた何処見てるの?」
エリー:「つい、動物の足跡を探してしまった…、人間の物はそこら辺にいくらでも有ったからな。」
ルース:あ、松明はサフィーに渡しておきます。メイジスタッフ持ってると松明が持てない。
サフィー:じゃ、頂いて。そうか、私が1番前だな。
エリー:隊列はサフィー、ルース、サーバス、エリーの順で、私も松明を用意しておきます。
GM:では、中に入っていきますね。
サフィー:センスオーラでは特に不信な物は無かったのね? 黄色いオーラとか…
GM:それは絶対にない!! @の入り口から入り、進んで行くと5×5(m)程度の部屋Aがあります。
サフィー:遺跡の中の材質は?
GM:土だね。掘り抜いて造ってあるみたい。
サフィー:天然洞窟に手を加えて造った感じなんだろうな。
エリー:「ホントに遺跡なのかよ? 爺ちゃんの先祖が残した酒蔵とか言わねーよな?」
GM/サーバス:「いや、ここに財宝があるはずじゃ! それに、酒蔵だとしても何十年物の酒なら1財産じゃ!」
エリー:「酢じゃなきゃ良いけどな。(ぼそり)」
サフィー:宝捜しは滅多に成功しないんだからね。
ルース:そうそう、ワインが見つかったと思ったら、酢になってるって話は良く聞くしね。
サフィー:あとは、ガラスを隠しておいて、価値が激減してるとかね。(笑)
ルース:金があったのに、偽物だったりね〜〜
エリー:足跡は続いている?
GM:部屋全体を歩いたんだろうね、至る所に足跡がある。
サフィー:どーしようか? 1部屋ずつ丹念に探していく? それとも、一応全体を周ってみる?
ルース:う〜〜ん、取りあえず全体を周らない? 第1目的は宝じゃなくて、ローフェルを捕まえる事だし!
サフィー:ファリス神官してるな。
エリー:じゃ、先に進みましょう。

●中央区画入り口前

GM:先に進むとT字路のようになっていますね。目の前には扉があります。(Bの部屋への入り口)
エリー:左右を確認する?
サフィー:どうした物かなぁ。
ルース:足跡を見てやつらがどっちに向かったのか見てみようよ。
サフィー:開けた跡はあるの?
GM:開けた跡はある。
サフィー:じゃ、開けないで様子を見よう。
エリー:「開けないのか?」
サフィー:「開けないよ。だって、開けた跡があって出てきたなら、何も見つからなかった可能性が高いからね。」
エリー:「ほう、頭良いな〜」
GM:出てきた跡は無い。
サフィー:あ、出てきてないなら、この中でご臨終してるんだよ。
エリールース:コワ〜〜。
サフィー:後回しだね、後回し。
ルース:じゃ、生き残りが出られないように、扉の近くに楔を打ち込んで…(笑)
エリー:何やってるか、そこのファリス!!
ルース:え〜〜、だって逃げられたら困りますよ。
サフィー:まぁ、他に出る場所があるのかもしれないけどね。
ルース:なるほど。
エリー:でも、中を調べてローフェルがいないか、探した方が良いんじゃないのか?
サフィー:ローフェルは放って置こう! 財宝が先…。
ルース:え! ダメだよ。ローフェルを捕まえなくちゃ!
エリー:依頼はローフェルの保護(?)だから、まずは探すのが先決。
サフィー:楽なダンジョン探索方法としては、ダンジョンの外枠を埋めちゃいたいのよ。しかも、その間に先に入った奴等が罠に引っかかりまくってくれるとありがたい!!
ルース:うわ、邪悪だ〜〜。ローフェル死んじゃったらどうすんの〜〜?
エリー:そう、説明されると納得しちゃうな。
サフィー:万が一だけど、ここに入って閉じ込められちゃうと出られ無くなっちゃう訳だしね。
エリー:そうかじゃ、安全確保のため先を急ぐか。
ルース:う〜ん、鳩を置いていこうかな…? あ、暗いからダメだ。
サフィー:置いて行かれる鳩が可哀想だ。
エリー:このファリス神官は…
ルース:そうか、鳩にライトをかけておけば大丈夫!
サフィー:可哀想過ぎる…。動物には優しいのだ。
GM:シャイニング鳩だね(笑)
ルース:ま、ファミリアだから…
サフィー:ローフェルを探すなら、洞窟の全体を把握する方がいいよ。
エリー:サーバスが文句言うかもしれないけど、これが冒険者のやり方なんだって事で、黙らそう。
サフィー:宝捜しはなれてるからね。
ルース:1回しか宝は見つかってないけどね。
エリー:さて、どちらに曲がろうか?
ルース:ファリスの右手の法則?
サフィー:ルースに敬意を評して、右手から行こうか。
GM:右に進むと、左には扉があって、右の方には上に行く階段がある。
エリー:囲んでいるみたいだね。
ルース:そうみたい。
サフィー:やっぱり、入るのは最後にしておこう。
エリー:そうだ、先頭を歩いている人に、手作り2フィート棒を渡しておこう。
サフィー:地雷探知機みたいで嫌だな(笑)
ルース:2フィートじゃ、棒と一緒に爆発に巻き込まれますね。
サフィー:大丈夫、本当に地雷がある訳じゃないから。
GM:2フィート棒はこのゲームには無いってば。
エリー:取りあえず、この部屋の周りをぐるりと周ってみるよ。

オートマッピング(GMがマップを描いている)でマップがほぼ出来上がります。

エリー:周りを回ってみて、(3)から出て来た足跡等を確認するけど?
GM:足跡はホトンド分からないね。(3)へ入る足跡とか、出る足跡とかがあるからねぇ。
エリー:つまり、何回も出入りしてるんだ。
GM:あと、横とか歩いたりしてるから。
エリー:って事は、周りをぐるぐる回ったりしてるんだ。
サフィー:(5)の地点はどーなってるの?
GM:そこは、奥が暗くてまだ分からない。
ルース:この階を全て埋めちゃいますか?
エリー:って事は、(3)へ入っても大丈夫なんじゃないの?
サフィー:じゃ、入ってみるかい?
エリー:入ろうよ。
サフィー:じゃ、1番最初に見つけた扉から入ろう。ちなみに、罠とか何も調べないよ。
ルース:え! 調べないの?
GM:調べないで開けるのね。一応、罠感知だけしておくか…。(コロコロ)
サフィー:ガチャって無造作に開けちゃいます。
GM:えっと、君が扉を開けるとサフィーの頭に衝撃が走ります。
ルース:あ! 金ダライ?(笑)
GM:うん!! 2人にはサフィーの頭上から金ダライが降ってきて、当たるのが見えます。
エリー:ビックリして、周りを警戒しながらサフィーに近づきます。
サフィー:もうダメだ、このダンジョンは体質的に合わない! じゃ、っと言って帰る!!
エリー:おお、サフィーの犠牲は無駄にしないぜ!
サフィー:昔、ド○フって番組があったけど、大っ嫌いなんだよ。(笑)
GM/サーバス:「まったぁ〜!」
サフィー:あ、親父か。悪いが降りるぞ。前金は返す。
GM:前金は倍返しだからね。
サフィー:ド○フは嫌なんだ〜!
エリー:無事なサフィーをよそに、落ちてきた所を調べてみよう。何か仕掛けっぽいのが見えてかな、松明で照らしてみるけど?
GM:もう、戻っちゃってるね。
エリー:戻ったって事は、そういう仕掛けがあるのが分かる?
GM:機械じゃないけどね。
エリー:魔法なら、魔法が働いている遺跡だと言う事だし、機械ならまだ動いてる機械がある遺跡って事だし。
サフィー:う〜〜ん、厳密に言えば機械なんじゃないの?
ルース:というより、この部屋の中の方が気になるんだけど…。
エリー:落ちてきたタライを調べてよう。
GM:金属製の普通のタライだね。
サフィー:へこんだ跡があるんだね。
エリー:魔法のじゃないの?
ルース:そんなわけあるかい!
エリー:アレクラストで出回っている普通の奴なの? 普通じゃなければ高く売れるかも!
GM:普通の品だよ。
エリー:一応持っていくか。
サフィー:すご〜く嫌な顔をしつつ、「爺ちゃんに聞いた話だと、金ダライの降ってくるダンジョンには必ずと言っていいほど良い物は無い! と聞いたんだが…」
ルース:大丈夫! 今回はお宝目当てじゃないから良しとしましょう。
サフィー:私は決めたよ。宝は探さずに、ローフェルだけを探すことを!
エリー:じゃ、タライを背負って再出発だ!!

●中央区画の中を覗き込む

GM:部屋の中にはゴロツキっぽいのが何人か、のた打ち回っている。
エリー:周りにタライは落ちてない?
GM:落ちてない。
エリー:ゴロツキがゴロゴロしているだけなのね。(笑)
ルース:ゴロツキがゴロゴロか…、とても嫌な感じだね。
サフィー:私は入り口の扉に寄り掛かって、部屋には入ってないから。
エリー:中は暗い? 声とかは?
GM:中は暗いし、ゴロツキが呻いている。
サフィー:ウィスプを部屋の中央まで飛ばします。で、ゴロツキにローフェルが何処へ行ったか聞くよ。
GM/ゴロツキ:「し、知らねぇよ〜」(じたばた、じたばた)
サフィー:「返答によっては助けてやっても良いのだが?」
エリー:「いったい、お前等は何をしているんだ?」
GM/ゴロツキ:「何か床から離れなくなっちまったんだよ!」
サフィー:「入らなくて良かっただろ?」
ルース:「う〜〜ん、頑張って自力でどうにかしてね。」
エリー:「助けてやっても良いがなぁ。」
ルース:「そうだね、君達の行った罪を告白してくれれば、保護してあげるよ?」
GM/ゴロツキ:「俺達はあの人の言う事を聞いてただけなんだよ。」
エリー:「何か罠が発動するような仕掛けに手を出していないのか?」
GM/ゴロツキ:「ボタンがあったからポチっと押したら、床が粘っこくなったんだよ。」
エリー:「それは何処にあるんだ?」
GM:部屋の真中を指差します。
エリー:真中までの距離は? ゴロツキ達を足場に辿り着けない?(笑)
GM:無理、無理。
サフィー:ここに取りい出したるは、便利アイテム羊皮紙なる物です。これを足場にして行くと言う手がある。
エリー:タライもあるしな。
ルース:とても、シュールですね。
GM:羊皮紙か…。どうだろう? 流石に破けるんじゃないかな?
サフィー:羊皮紙って、実際は紙じゃないから、そう簡単に破けないと思うけど。
GM:でもなぁ…
エリー:ま、GMが無理と言うんだったら、他の手を考えるか…
ルース:鳩を飛ばす? でも、ボタンを押せるかどうかが問題。
エリー:それ良いかも。
GM:押せるかどうかは別として、それなら可。
エリー:2フィート棒を持たせて…(笑)
GM:だから、それはゲームが違うっちゅうねん!
ルース:まずは、動けなくなってるゴロツキの頭に鳩を飛ばそう。
エリー:また、ファリスらしからぬ行動を…
サフィー:帰りに助けてやるからって事で無視しよう。
エリー:ここにいる人数は?
GM:8人だね。
エリー:今朝、道を歩いていた人数は?
GM:20人ぐらいだったと思う。
ルース:あと、半分以上いるのか。
エリー:「じゃ、帰りに忘れていなかったら助けに来てやるよ。」
ルース:「そうそう。忘れていなかったらね。」
サフィー:「むしろ、助けに来てくれるように祈っておくが良い!」
エリー:って、事で無視して先に進みましょう。
サフィー:さて、どっちに行きますか?
エリー:取りあえず上を目指すのは?
サフィー:先に、この階の埋まってない所を埋めない? ウィスプは1時間しか持たないからね。
エリー:なるほどね。じゃ、(5)の近くまで行きます。
GM:ウィスプの最大射程よりもう少し奥に続いてるみたいだね。
サフィー:じゃ、届かない分だけ歩いて間合いを詰めますよ。
GM:えっと、突き当たりの壁には何やら箱のような物が取り付けてある。
サフィー:それにウィスプをぶつけてみます。
GM:ウィスプは破裂して、奥の方は元の闇に閉ざされます。
エリー:じゃ、箱に近づいて行きます。
GM:箱をよく見ると、サフィーさんは嫌な予感がします。昔、おじいちゃんに聞かされたアレに似ています。
サフィー:「チョット待った!」 とエリーを止めて。「ここにローフェルはいないようだから、後回しにしよう。」
ルース:そうだね。どう考えても、ここにローフェルがいるとは思えないし。
サフィー:これも、爺ちゃんに聞いた話なんだが。この箱は苦労して開けると、中には同じ箱があり、また開けると中には箱が…(笑)
ルース:それは…、民芸品になるんじゃないか?
GM:箱○細工だね。
サフィー:だから、開ける気がしない!先を急ごう。
サフィー:まぁ、これは置いておこう。上と下にローフェルがいなかったら最後に戻ってくると言う事で…
エリー:ま、それで良いか。
サフィー:上と下どちらに進む?
ルース:近い所から進もうよ。
サフィー:じゃ、そーすると下だね。って、訳で下に進みます。
GM:了解。
サフィー:そうそう、階段を2フィート棒でコツコツ叩きながら慎重に進むよ。
ルース:2フィート棒大活躍だね。
サフィー:ド○フなら階段が滑り台のようになる可能性があるからな…(笑)

●遺跡下層のクラックにかかった橋

GM:それは無いから大丈夫、無事地下に到着します。少し進んだ所に、(6)木で出来た橋があります。橋の下は崖になっているようです。でもって、橋の近くには看板が立ててあり、下位古代語で何やら書いてあります。
ルース:きっと、端を渡るべからずって書いてあるんだろうなぁ〜〜
GM:このハシ渡るべからずって書いてありますね。
ルース:やっぱり…、それじゃ飛んで行きますか。
エリー:ここには足跡とかあるか調べられる?
GM:じゃ、レンジャー技能でやってみて。
エリー:(コロコロ)9だね。
ルース:平目でも出そうな数字だね。
GM:9じゃ分からない。
エリー:そっか、「まずはこの橋を渡るのに、ロープを張ろう。」
サフィー:「張ろう…、って私か?(ドキッ)」
エリー:「この際、体力がある人が行った方がいいだろうから、俺が行ってロープを固定しよう。ヤバクなったら、フォーリングコントロールよろしく。」
サフィー:でも、実はエリーよりルースの方が筋力は高いんだよね。
エリー:ここは耐久力だから、俺は23もあるし。これならそう簡単には死なないはず。
サフィー:「これは、真中を渡った方がいいのでは…」
ルース:「そんな事はありませんよ、きっと!」
サフィー:じゃ、ロープは3人で持っている事にします。
ルース:ちなみに、私は最後尾でいつでもロープを離して、フォーリングコントロールができるように注意はしてます。
GM/サーバス:「ワシも参加するのか!?」
サフィー:「宝捜しって言うものは、少しぐらい参加した方が有り難味があるってもんなんだよ。」
GM/サーバス:「なるほどな。」
ルース:ナイスな説得だなぁ。
エリー:鎧を脱いで、ロープを結んで、橋の真中を渡すよ。
GM:なるほど。途中で橋の真中の一部がパカッと口をあけます。踏み外さないか、冒険者レベル+敏捷度ボーナスで判定して。目標値は13。
エリー:えっと、15だから大丈夫。
GM:なら大丈夫だね。
エリー:仕掛けの部分を跳び越えて先に進むけど?
GM:無事に向こう岸に着きます。
エリー:じゃ、ロープを結ぶ所を探すけど、何処かある?
GM:特に結べそうな物体は無いね。
エリー:じゃ、仕方ない。自分で持っているか…
ルース:むしろ、橋の端を渡って行けば良いのでは?
エリー:次の人に鎧を持って来てもらわねば…
ルース:持っていくのは良いけど、持ってると古代語魔法が使えない〜。いざとなったら、捨ててレビテーションだね。
エリー:ひでぇ、鎧が無くなったら最悪だ。
サフィー:それぐらい持って行ってやれよ。
ルース:一応、持って行きますよ。
エリー:でも、真中通っても良いんじゃない? 開く場所が分かっているわけだし。
ルース:ま、それでも大丈夫か。
GM:じゃ、アドバイスとかもあるんで、一応目標値は10で振っておいて下さい。
ルース:12で成功ですね。
サフィー:落とし穴の場所が分かってる所で落ちる奴がいたら、かなり変な奴だね。
エリー:サーバスはロープでしっかりと結んで歩いて来てもらうよ。
GM/サーバス:「(パカッ)うぎゃ〜、痛いぞ〜〜。引き上げてくれ〜〜。」
ルース:あ、落ちてるし…
GM/サーバス:「こ、腰が痛いぞ〜〜」
エリー:ロープを引っ張ってあげよう。
GM/サーバス:「た、助かった。」
サフィー:じゃ、最後は私だね。(コロコロ)10だ。
GM:ギリギリだね。
ルース:危なかったね。シーフの威厳を保ったね。
エリー:「余所見をするから危なかったぞ!」
サフィー:「ふう、危なかった。」
GM/サーバス:「こ、腰が痛い〜〜」
ルース:サーバス腰が痛いの? 頑張ってね。治してあげないけど…
GM/サーバス:「宝はまだかぁ〜〜!」
サフィー:「じいさん、宝と弟どっちが大切なんだか…」
GM:う〜〜んと唸ってしまうね。
ルース:犯罪者の弟よりも宝なんじゃないのかな?
サフィー:「まぁいいか。先に進もう。」
エリー:「皆、気をつけろよ。天井とか地面とか壁とか…、前方から何か転がってくる物とか。」
サフィー:「ハハハ、そこら辺はじいちゃんに聞いたことがあるな。実地でやるのは気が進まないが。」

●宝物の安置所

GM:通路を真っ直ぐに進むと部屋があります。警戒してるって事なのでレンジャー技能+知力ボーナスで判定。
エリー:7しか出てない…。
ルース:平目の期待値だ〜〜
サフィー:罠感知してみるね、13。
GM:まぁ、ローリングストーンは無さそう。
ルース:ローリングストーンの罠があったらディスインティグレートでも使えないと潰れてしまう。
GM:部屋の中には明かりが灯っていて、だだっ広いね。
エリー:魔法の光源かな?
サフィー:永久光源か…、それが欲しいぞ。
GM:部屋の奥は階段になっていて、階段の上にステージ上の場所がある。そこには宝箱のような物が安置してある。(8)
サフィー:あ、アレが伝説のアークか。(笑)
GM:別にアークとは言わないけどね。
エリー:ローフェルの姿はまだ無いのね?
GM:まだ無いです。
サフィー:放っておくとサーバスが駆け寄りそうだよな。
ルース:ああ、2番目の依頼が先に成功してしまうとは。
サフィー:床と階段を調べないと危なくて近づけないな。
GM:サーバスはもう走ってるけどね。(笑)
エリー:「あ、コラ!」襟首を掴んで止めましょう。
GM/サーバス:(ジタバタ、ジタバタ)「離せ、離せ!! アレが宝に違いないんじゃ。」
サフィー:「アレは確かに宝だけど、罠にかかって死んだら宝は手に入らないのよ!」
GM/サーバス:「ムムム、これ盗賊! 早く罠を調べろ。」
サフィー:「ヘイヘイ、分かりましたよ。」道→階段→宝箱の順で罠感知。14、16、12。
ルース:1番最後怪しい所が低い。
GM:道は何も無し。階段は…、昇ったらヤバイ感じがする。
サフィー:なるほど。飛び越せるほどの幅じゃないだろうし…
GM:飛び越せるぐらいの幅じゃないね。
サフィー:う〜ん、何処かに安全な道があるはずなんだが。
エリー:安全な道か解除するスイッチのどちらかがあるはずだ。
サフィー:と言うわけで、それを調べようか。
GM:シーフ技能+知力ボーナスで振ってみて。
サフィー:9とか言っちゃってますよ。やる気がない〜〜
GM:平目でどうぞ!
エリー:11!! 平目で勝った!
ルース:ハハハ、3とか言ってる。どうせなら1ゾロの方が嬉しいのに。
GM:エリーが階段を調べていると、一部分だけ作りが別になっている部分を発見した。(7)
エリー:む? サフィーを呼んで、見てもらおう。「なぁ、サフィーここだけ変じゃないか?」
サフィー:「そうだね、変だね。」と頷いてはいるんだけど、よく分かっていない。(笑)
ルース:ただ、頷いているだけじゃないか!!
GM:その部分だけ微妙に色が違う。
サフィー:きっと、色が違う部分がスイッチなんだな!
エリー:でも、どっちだか判らないよ?
ルース:じゃ、オークでも創って歩かせますか?
エリー:おお、何と言う便利な物が…
サフィー:このダンジョンの傾向から行くと、色の部分を歩くと何か起こると見た!! 妖しい物には触るべからず。
ルース:へぇ〜〜、流石ですねぇ。
GM:この色違いってのも本当に微妙で、見つける方が難しいって感じ。
エリー:って事は、この部分が安全なのかな?
サフィー:そう考えるのが妥当かね?
ルース:う〜〜ん。じゃ、オークに色違いの場所を歩かせませす。行け! 身代わり君。(笑)
GM:カツ、カツ、カツ、カツ。上に着いたよ。
ルース:じゃ、上で手を振っててくださいな。
サフィー:ルースの趣味は判らん。
エリー:「魔法って便利だな。まるで、生きているかのような動きをする。」
サフィー:私はオークが昇りきったのを見たら、チョロチョロっと昇ってしまうよ。
GM:何処を?
サフィー:それは勿論、身代わりオークが昇ってくれた所に決まってるでしょうに。
ルース:私達もそれに続いてあがりましょう。
サフィー:謎の宝箱を観察してましょう。
GM:罠感知は12だったよね。罠は無いと思った。近くで見ると大きなつづらのように見える。
ルース:大きなつづら? 場違いな…
サフィー:つづら? タンスとかじゃ無いんだね?
GM:つづらは言い過ぎだけど、パカッと宝箱開けるような大きな宝箱。
エリー:武器を構えつつ、ガーディアンとかが出てこないか気を配っている。
ルース:鍵がかかっているか調べましょうよ。もしかして、大きな宝箱だから今度こそ小さくなって行くとか…
サフィー:嫌だけど、箱を開けますか…
エリー:え? 鍵を調べないの?
サフィー:鍵あるのかな? 一応調べますよ。
GM:掛かってないよ。
サフィー:じゃ、開けます!
ルース:え! そんな事しなくても、オークに開けさせようよ。罠に掛かっても大丈夫だし。
サフィー:おお、身代わりオークだ。じゃ、左右に分かれてオークと共に箱を開けます。
GM:ドッカーン!! と箱が爆発しましたよ。
サフィー:うわ、爆発の罠だ。
GM:開けた人達は打撃力20のレーティングのダメージね。クリティカルは無しで、防護点も有効。
サフィー:(コロコロ)うん、全然平気。
ルース:えっと、オークは…(コロコロ)、こっちも平気。まだまだ、壊れそうに無い。
エリー:「サフィー! 大丈夫か?」
サフィー:「な、何とかね。」
エリー:サーバスの方に向き直って、「お前が開けていたら死んでいたかもしれんぞ。」
サフィー:「こんな罠を仕掛ける先祖も先祖だと思うがね。」(笑)
エリー:「軽率な行動は慎んでくれよ。」>じいさん
ルース:でも、この爆発で遺産が壊れてて一件落着とかは止めて欲しいな。
エリー:箱の中身を確認しよう。
サフィー:では、エリーの後ろに下がって、キョロキョロっと中を確認するよ。
GM:布に包まれた物が安置してあります。結構大きな物だね。
エリー:「これが宝なのか?」
ルース:ますは布を剥がしましょうよ。このままじゃ、セージチェックも出来ない。
サフィー:ダガーで布を裂いて中身を出しますよ。
ルース:え〜〜、その布自体が価値がある物かも知れないじゃん。って事で、布をセージチェック。
GM:ハイハイ、どうぞ。
ルース:(コロコロ)達成値が10しかない。
GM:ただのボロ布だね。で、君達が布を取り払っていると、入り口の方から声が聞こえます。

●ターゲットその2ローフェル老人登場

GM/ローフェル:「な、なんでここに兄貴がいるんだ!?」
ルース:あ、噂の弟さんの到着だ。
サフィー:「フフフ、それは有能な冒険者の御蔭という物だ!! ローフェル君。(笑)」
GM:ローフェルの脇には傭兵風の男が2人います。
ルース:随分減ってるな〜
GM/ローフェル:「ワシ等が何も無かった2階を苦労して探索しているうちにここまで来るとは!」
サフィールース:ご苦労様です。
サフィー:「それに、この宝がまだ価値のある物だとは決まった訳じゃないんだけどね。」
GM/ローフェル:「うるさい! その宝をこっちに渡すんじゃ!」
サフィー:「ほ〜〜、なるほど。それなら、こっちに来て一緒に確かめようじゃないか!(笑)」
エリー:うわ〜、ひどい奴だな…っと内心思っているけど口には出さない。
ルース:酷いよね。罠に引っかかって痛い目を見るんだよきっと…
エリー:こっちのパーティーは全員上にいるんだよね?
ルース:うん、全員上に集まってる。普通に階段を上るローフェルは罠に掛かると…
サフィー:私としてはどんな罠なのか興味津々だ。
エリー:ファリスの神官として放っておいて良いの?
ルース:ま、犯罪者なんで少し痛い目に有って頂きましょう。
エリー:結構、酷いのね。でも、犯罪者はファリスの裁きにかけるのであって、罠によって裁くのは…
ルース:死にそうになったら治癒をかけてあげると言う事で…
サフィー:「ホレホレ、早く来ないと私達だけで宝を確認しちゃうぞ〜〜(笑)」
GM:ローフェルは護衛の2人を連れて階段を上がってくる途中で、階段がスコンと平らになりズルズルズルと滑り落ちて行きます。
サフィー:その隙にお宝を確認しておこう。
GM:お宝は見た目が黄金の鍋です!!
サフィー:黄金の鍋? 真鍮製のメッキじゃないと良いけど…
エリー:「黄金か…、これはビックリの大当たりだな。」
ルース:一応、セージチェックでもしておきます。達成値は16。
GM:でも、試金石が無いんだよね。
ルース:グハ! 重量からみて純金やら鉄やら真鍮やら分かりません?
GM:重さだけ見るなら金じゃないかな?
エリー:魔法の品なのかもしれないね。センスマジックはしないの?
ルース:センスマジック? 別にしな くても良いでしょう。これが私達の物になる訳でもないし…
サフィー:下にいるローフェル達に聞こえるように、「何だよなにもねーぜ」と言います。
GM/ローフェル:「な、なに〜〜〜! 何もないじゃと? そんなことは無いのじゃ!!」と言って、坂となった階段を駆け上がろうとして、滑り落ちます。
サフィー:「さて、帰ろうか!」
エリー:「そうだね。全部終わったし。」
ルース:あ、そうだ。ローフェルを捕まえておかないと。
サフィー:「サーバスよ、ローフェルは宝を手に入れてなかったが捕まえるのか?」
GM/サーバス:「そうだな…、結局宝は無かったことだしな。(サフィーと目配せをしつつ) 地図を盗んだ窃盗だけでしょっ引いてくれたまえ。」(笑)
ルース:じゃ、依頼人から希望が出たのでローフェルを捕まえて帰ります。
サフィー:じゃ、悪いけど捕まってくれや。
GM/ローフェル:「わ、ワシが苦労して盗んだのは一体何だったんじゃ〜〜!」
ルース:「あなたには黙秘権がありますが…、自供したみたいなんで捕まってください。」
サフィー:ローフェルの肩をポンと叩いて、「人生は地道が1番だよ。」
エリー:反対の肩を叩いて、「命が有っただけめっけもんだったな。(笑)」
ルース:それでは、オークにロープを引っ張らせて連れて行かせます。
エリー:帰りながら、動けなくなってるゴロツキどもを助けて帰りましょう。
GM:ま、ゴロツキどもは鳩と棒で頑張ってもらったと言う事で…。実は2階にも水浸しになってピクピクしているゴロツキ達がいる。
エリー:水に濡れている? 
サフィー:多分、電気でバリバリバリって罠なんだろうな。
ルース:じゃ、ストーンサーバントでも呼んで水の中から引っ張り出すと言う事で。
サフィー:ナイスアイデアだ! ファリスの先生は優しいなぁ〜
ルース:でも、治癒の魔法はかけてあげないんだけどね。
サフィー:馬車に救出した連中を積めこんで街に帰りましょう。
 

【5】街にて
 

GM:では、街につきました。
ルース:ローフェルを官憲に引き渡して万事解決と。
サフィー:あ、シーフギルドの面々やゴロツキは無罪と言う事で…
ルース:それは当然と言う事で。雇われた身だから、善意の第3者と判断しましょう。
GM:ローフェルは官憲に連れられて行く。
ルース:お勤め頑張ってくださいね〜〜♪
サフィー:地道が1番ですよ〜〜♪ と言いながら、金の鍋を披露する。(笑)
エリー:金ダライを振っていよう。
GM/ローフェル:「何〜〜! その金の鍋は何だ〜〜!! それが宝だったんだな!」と、叫びながら官憲に連れられて遠ざかって行く。
サフィー:ふう。さて、サーバスに金の鍋を渡して報酬を貰って終了かな?
GM/サーバス:「ご苦労、苦労。報酬の3000だ、取っておけ。」
サフィー:人生地道が1番やねぇ…、って私が言うセリフじゃないか。
GM:で、ストーンサーバントと共に去るサーバスと金の鍋を見守ると…
サフィー:あの鍋は一体どーなるんだろうか?
ルース:溶かして地金にでもするんじゃないのかな?
GM:さて、後日談。最近、昼飯時になると君達のいる宿の食堂(酒場)がガラガラになるんだよね。
エリーサフィールース:へぇ〜〜、何でだろうね。
GM/主人:「いやなぁ、最近新しく出来たレストランに客を取られちまってな…」
エリー:「なるほど…」
サフィー:「それは大変だな、私が偵察をしてきてやろう。」
GM/主人:「じゃ、チョット偵察を頼もうかな?」
エリー:「俺も行こうじゃないか。」
ルース:私はグータラしてます。
エリー:「まぁ、そう言うな! 一緒に行こうじゃないか。」
ルース:「余り乗り気じゃないんだけどな。」
エリーサフィー:2人で両脇を抱え上げて、強制連行します!
ルース:「あ〜〜れぇ〜〜〜(笑)」
GM:レストランの前にはサーバス料理店とかいてある。
エリー:あの爺さんの料理屋?
サフィー:周りを眺めた後、おもむろに中に入ってサーバスを探し出して話しかけるよ。
GM/サーバス:「おやおやおや、どーしたのかね?」
エリー:「随分儲かっているみたいだね。(ニヤニヤ)」
サフィー:エリーが話してる間に厨房を覗きこむけど?
GM:厨房に行ったのね…。そーすると、厨房では黄金の鍋で料理が作られている。
サフィー:「サーバスあの鍋で何をやってるの?」
GM/サーバス:「いや、あの鍋は実は魔法の鍋だったらしくて、あの鍋で作る料理は何でも大変上手くなるんじゃよ。」
ルース:「皆に美味しい物を出す事はいい事ですよ。(ウンウン)」
GM/サーバス:「あの鍋の御蔭で儲かって仕方が無いわい♪」
サフィー:「そうか、それは良かったな。」
エリー:「そんなに美味いなら俺にもご馳走してくれよ。」
GM/サーバス:「今は見ての通り忙しくてな。」
エリー:「いやいや、勝手に摘まんで行くから気にするな。(笑)」
GM:食べると分かるけど、冒険者の店の倍以上美味いね。
エリー:「うん、これは美味い!! 流行るのも頷けるな。」
サフィー:多分、3人とも勝手にお腹が一杯になるまで食べて帰るんだろうね。
ルース:多分ね。
エリー:じゃ、腹も膨れたから…、「サーバスまたな!」
GM/サーバス:「ああ、今度は客として来てくれよ。」
サフィー:冒険者の店に帰って来たら。「親父、私等違う街に行くわ。(笑)」
GM/主人:「何!? 一体、何があったんだ?」
エリー:「一度美味い物を食べたら、あれ以下の所じゃ満足できないもんな。」
サフィー:「親父それから…、これからは料理屋じゃなくて情報屋として頑張った方が良いぞ。」
GM/主人:「ガーン!」
ルース:「そうだね。酒と宿と冒険の仲介だけで頑張った方がね…」
サフィー:「じゃ、さらばだ!!」
GM:主人は落ち込んでしまっているね。まぁ、こんな感じでベルダインの街には絶品のレストランが一軒増えたとさ。
おしまい♪

END----------------

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