Table-talk Role Playing Game Circle"SAI-KORO-TEI"
GURPS
ザウゼリア
シナリオ『まほうのきのこ』 

2002/05/12 GM:かぢ

■プレイヤーキャラクター

『フェレン』人間男性20代:MELT
『ルク』ミリガン・プチ族男性15歳:T381

■あらすじ

鉱山の国パメラニアのミグラント国境付近に位置する街、ブルックス。
冒険者協賛の宿『失われし山羊の脚』通称『山羊脚亭』に泊まっていた冒険者コンビ、フェレンとルクは、亭主ヴォルクスから一件の仕事を紹介された。滞在費がかさんでいたルクと、そもそも有り金が底をつきかけていたフェレンは、一も二もなくとびついた。[*1]
診療所を経営し、エリクサーを作っている錬金術師コルネット[*2]の依頼で、痺れ取り薬の原料の一つ、ルドアマッシュルームという茸の採集である。[*3]
大人のげんこつくらいの大きさの丸い薬茸、ルドアマッシュルームは、街から半日、山へ踏み込んだ所にある遺跡の中にあるという。
儲けを計算し、大きな背負い袋[*4]を背負って山へ向かう二人。
おりしも、天空には伝説の天空城がさしかかり、日中だというのに薄暗い時期だった。
天空城について詳しく知る者は数少なく、もちろんフェレンやルクも、その名程度しか知識になかったが、それが頭上にくると、ジンによる被害が増えることくらいは、知っていた。
遺跡の入り口に着いた二人は、何者か血を流す者が、その中へ引きずり込まれたと思われる形跡を発見した。おそるおそる中へ進んだ二人が発見したのは、怪我をして動けなくなっている、近所の町に住む猟師の男だった。
その男は二人に「気をつけろ、これは罠だ。おまえらちょうど悪い時に来ちまったな…」
と不吉な言葉を聞かせた。理由を問うと男は、自分らが狩り損ねたイノシシが、天空城の影響でかジンに取り付かれ、危険なモンスターとなった経緯を話すのだった。
そのモンスターは猟師たちへの復讐に燃え、この男を餌に、自分を狩ろうとした猟師達をこの遺跡の内へ誘い込み、退路を断った上で一毛打尽にしようと企んでいるのだと言う。
男に肩を貸し、地上へ向かおうとする一行の前に、まさに男の言うとおりに、怒りに燃えた赤い目を怪しく輝かせた巨大なイノシシのモンスターが現われた。
反対側の出口からは、これはその仲間だろうか、普通サイズのイノシシも1匹姿を現す。
これはこれで、非力な人間には充分な脅威となる動物であることは確かだ。
男をかばいつつイノシシ達と戦い[*5]、傷つきながらもそれを撃退した二人は、男をその街へ送り届け、遺跡へ取って返し、茸を摂れるだけ採集すると、ブルックスの町へと戻ったのだった。[*6]
 

[*1]今回は生活費をちゃんと支払ってみました。ダイスを振って出た目×10フォード。
[*2]フェレンの特徴『好色』は遺憾無く発揮され、診療所のお手伝い町娘さんや依頼主のコルネット嬢に律義に言い寄るさまは大変ステキでございました(笑)
[*3]今回のシナリオは、かぢさんが以前にメールセッションで途中までやりかけたシナリオでした。ああ…これであのセッションは完全に息の根が止まったのか…
[*4]背負い袋が買えないフェレンに、金を貸すことはルール違反であるため、ルクが背負い袋をもう一つ買い、それをフェレンに持たせる、ということにして、仕事終了で報酬が入った時に、ルクから原価で買い取ることで帳尻あわせ。
[*5]イノシシは、ほとんどフェレンが一人で倒してくれました。強いぜフェレン。ルクはクリティカル2回も出してんのに、小さい方のイノシシ相手でも ほとんどダメージが入りませんでした。ダメージロールで1出すぎ(笑)
[*6]仕事終了後、コルネット目当てでお手伝いを名目に診療所に通ったフェレンは、コルネットの朴念仁さと、おもった通りにならない労働環境(笑)に、3日でごめんなさいして、通わなくなってしまったのでした(^^;
 
  机と椅子
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